人生はTAKE1

メンバーは曲者ぞろい!

こんにちは、正伍です。
この前、矢野ちゃんと「カメラを止めるな!」を見に行ってきた話をしました。
この映画、マジで面白くて爆笑する映画なんですが、
ほんとに学びも多い映画だと思うのです。

まだ見てない人はぜひ映画館へ。

この映画の構成をもう一度言っておくと、
前半のワンカットのホラー映画です。
カメラを1度も止めずにワンカメで撮影ということ。

で、後半に前半の映像を
どうやって作ったの?という背景が描かれています。

一言で言うと、
「ゾンビ映画を撮ろうと思って映画撮影をしていたら、
ガチなゾンビが現れてまじパニック!っていう設定のホラー映画」
を作るコメディー映画です!

前半ではほんとにモヤモヤするポイントだらけです。
普通の映画とかドラマって先の展開がある程度読めるじゃないですか。
でもこの映画は先の展開が全く読めない。

たてちゃん
期待を裏切られまくりですww
ゾンビが後ろから襲いかかる流れだと思ったら、
普通に前方から現れたり、

ヒロインの女優がゾンビに足を噛まれたのを見た仲間が
「私たち仲間でしょ!生きて帰るわよ!」というのかと思ったら、
「生かしては置けないわ。念のためよ。」といって斧で襲いかかったり。

ずっと黙っていた坊主が急に「ちょっと、ちょっと」
言って理由もなく外に飛び出して、当然のようにゾンビに殺されたり。

こうやって期待を裏切られるシーンがたくさんあります。
もう頭の中はクエスチョンマークだらけですよ。
モヤットボールを100個は投げたくなります。

でも後半に入るとそのモヤモヤは一気に解消されるんです。

前半の映像に出演していた俳優さんや女優さん、
そしてそれを撮影していたスタッフさんは曲者ぞろい。

だからトラブル続きなんです。台本なんてあってないようなもの。

まずは登場人物を軽く紹介。
たくさんいるので番号つけていきます。

ヒロインの、女優(①)と俳優(②)は実は付き合ってたり、
①はワガママで自分勝手だったり、

アル中で手が震えている俳優(③)がいたり、
硬水を飲んだらお腹を壊す坊主の俳優(④)がいたり、

前半37分の映画の監督(⑤)と元女優のその奥さん(⑥)、
そして、映画撮影をするとなると超頑固になってしまう、映像屋の卵である娘(⑦)。

※⑤は、前半の映画の中で監督を演じる俳優とはまた別人です。

たてちゃん
ややこしいww
訳わかんなくなったら、これ↓を復習してください笑

映画「カメラを止めるな!」から学ぶ

2018.09.17

他にもたくさんいますが、絶対わかっておいて欲しいメンバーはこれくらいです。

で、撮影ではこれらののメンバーの性格が悪い方向ばかりに働きます。

いざ撮影!

練習もままならないまま撮影本番を迎えた一行。
当日になっていきなりトラブル発生!

監督を演じる俳優と
ヒロインと行動を共にする女優が事故に遭って来れなくなります。
いきなりすごいトラブル発生です。

えっ?どうするのと思ったら、
監督⑤自ら映画の中の監督役を演じると言い出します笑
そしてさらに奥さん⑥が女優をやると言い出します笑

プロデューサーは撮影は中止だ!と猛反対!
俳優②も俺はやりたくねぇ!と猛反対!

しかし、
監督⑤の強い主張によって撮影はやることになります。

「え??セリフは大丈夫なの?」と思っていたら、
奥さん⑥は旦那⑤の作品の台本を読むのが趣味で、
100回以上は読んでいるから余裕!とのこと。

たてちゃん
とんでもねぇ奥さん!!

何とか撮影は中止にしなくて良くなったと思ったら、
次はアル中③が差し入れでもらったお酒を飲み、
まだ撮影前なのにフラッフラ笑

さらに、坊主④は間違って硬水を飲んでしまい、
完全にお腹を壊してしまいます笑

トラブルにトラブルが重なり、現場はパニックです!

そうこうしているうちに生放送の時間が近づき、
撮影が開始されます。

映像は寂れた廃墟でゾンビなった設定のヒロイン②が
ヒロイン女優①に襲いかかろうとするシーンから。

女優は必死で怖がる演技をしますが、
その演技がダメだ!!と言って
監督役の監督⑤がガチでブチ切れます。

「なんでそんな嘘の演技になるのか教えてやろうか!
お前の人生が嘘ばっかりだからだよ!」
とまで、言ってしまいます。

でもそれには実は理由があって、
練習の段階で①や②のワガママをぶつけられまくって
イライラがたくさん溜まっていたんです。

それを監督⑤は撮影中に全て吐き出したんです笑
もちろん台本を完全に無視してです笑

開始1分足らずで台本無視とは…
先が思いやれらます。

で、ゾンビシーンの撮影は一旦止めて休憩に入るシーンになりました。

女優①と俳優②、奥さん⑥が3人で休憩していると、
外から「うぁぁぁ。。」と声がして空いているドアから
ちぎれた腕は飛んできました。

そして、殺された人が次はゾンビになってドアから入ってきて、
3人に襲いかかろうとしましたが、少し経って死んでしまいました。

外で何が起きたのかというと、実は本物のゾンビに襲われたのです。
このゾンビ役こそ、アル中のおっさん③です。

でも彼は酔ってフラッフラなので、撮影中は
下半身をスタッフが支えながら必死に撮影していたんです笑

とっても滑稽な絵です。

このゾンビシーンの撮影では、上半身だけを映していたので、
スタッフが下で支えているのは映らなかったのです。

そして、3人の会話のシーンに戻ると隅っこで坊主④が
黙って蹲っています。

そこに監督⑤が戻ってくるのですが、3人は、
「こんな場所やばいじゃない!早く帰りましょ!」と訴えます。

でも監督⑤は、
「これだよこれ!俺はこれが欲しかったんだよ!」
と言って撮影を続けようとします。

すると、黙っていた坊主④が「ちょっと、ちょっと」と言って
外に出ようとします。監督⑤が必死に止めるも外に行ってしまいました。

数秒後、「うぁぁぁ」という声が聞こえ、坊主④は死んだなと思っていたら、
実はウンコが我慢できずに外に飛び出したものの、スタッフに捉えらてて
声を荒げていただけでした笑

さらに近くにはトイレがないので、
スタッフが見守る中④は野糞をする羽目になりました。

大の大人が人に見られ、「プップ」と屁をしながら
ウンコをするシーンでは、会場のみんなが大爆笑でした。

個人的には一番好きなシーンです笑

こんな風にトラブルが続きまくったことで
台本はもう使い物にならなくなり、
スタッフさんたちが諦めモードに入り、
撮影を中止しようとしていた時に、

映像屋の卵の⑦が解決案を思いつきます!
そこからは彼女が現場を仕切り始めます。

言っておきますが、彼女は俳優②の大ファンで
現場に見学に来ていただけの一般人です。
スタッフでも何でもなく一般人です。

彼女が仕切り始めてから、現場の空気が一変し、
まだまだ問題が山積みでしたが、

スタッフ一人一人、演者さん一人一人が、
力を合わせて何とか撮影を進めていきました。
台本を大きく変えて、何とかアドリブで乗り切ります。

こうやって台本を変更したことで、
不自然なシーンも多々出てきました。

でも、みんなが頑張って撮影を続けます。

腰痛持ちのカメラマンが役者との衝突で動けなくなったり、
奥さん⑤が役に入り込みすぎて、アドリブで暴走したり、
撮影機材が壊れので組体操をして、撮影をしたり、

いろいろ大変なこともありましたが、
個人個人ができることを精一杯やりきって、
何とか映像を撮りきることができました。

やる気がなかった人もいました。
諦めモードの人もいました。
足を引っ張る人もいました。

でも、最後の最後にはみんな全力だったんです。
みんなキラキラしていました。
まさに一致団結でした。

他にも知って欲しいシーンがたくさんあるので、
ぜひ映画館に行って観てください。

人生はTAKE1

ここからは僕が「カメラを止めるな!」を観て思ったことを書いていきます。

前回は「裏側、背景を知ろう」と言う話をしました。

今回は、「人生はTAKE1。だからこそ美しい。」という話をします。

後半で、どうやって作ったの?という背景が描かれていましたが、
いろんなトラブルがある中で、みんなが力を合わせて何とか乗り切りました。

やる気がなかった人も含め、その場にいた全員が最後の最後には
「自分にできることはなに?」ということを考えて動いていました。

一人一人の良さが輝いていました。

僕はこれを見て、ある日本神話を思い出しました。
「岩戸開き」という神話です。

嫌なことがあって岩戸の中に隠れてしまったアマテラスオオカミ様。
彼女は太陽の神様なので、岩の中に隠れてしまうと世の中が暗くなってしまいます。

こりゃ大変!と思った他の神様たちが岩戸の前で祭りを催し、
それぞれの特技を使って祭りを盛り上げます。

「自分にできることは何か?」を考え、最善を尽くすのです。
その時の神様たちはみんな輝いていました。

それが気になったアマテラスオオカミ様がちょこっと岩戸から顔を出したところ、
力自慢の神様が岩を退けて彼女を岩戸から出しました。

みんなが頑張った甲斐あって、
明るい世の中に戻りましたとさ。

そうゆう話です。
まさにこれと同じだと思うんです。

スタッフたちが自分にできることをやり、
力を合わせて一つの作品を作り上げた。

一人一人が輝いていて、美しかったんです。

撮影はワンカットの生放送で、
失敗しようがどうなろうが撮影は止めません。

「カメラを止めるな!」です。

だから今回のようにトラブルがたくさん起きれば、
台本通りトントン拍子にはいかずに、
絶えず修正を繰り返して進めていくしかありません。

修正したとしても、次のトラブルがやってくる。
それをさらに修正する。

そんなことを繰り返す中で、一人一人が全力を出して
みんなが力を合わせて一つのストーリーを作っていきます。

僕はこれを観て、人生と同じだなって思ったんです。

人生も一度っきりで、まさにTAKE1。
うまくいくこともあれば、いかないこともある。
でもコマを進めるしかない。

これってこの映画と一緒だと思ったんです。

前半の37分の映像を観ると、
「グダグダやん」
「全然うまくいってないやん」
と思うと思います。

でもこれは見方との問題。
立ち位置の問題だと思うんです。

後半で、撮影の背景、裏側を見ることで
一つの素晴らしい作品になっていたことに気付きます。

うまくいっていないことも含めて、一つの作品です。

むしろ、うまくいっていないことが
作品を美しく彩っていると思うんです。

うまくいかないこと=無駄なもの
ではなく、

うまくいかないこと=価値のあるもの
だと思うんです。

でもこれはどんな映画でもドラマでも一緒で、
例えば恋愛ドラマだったら、

二人の男女が付き合おうとするけど
それを阻むトラブルが発生!

それでも困難を乗り越え、二人が結ばれる!
だからこそ感動するし、美しいんだと思います。

だからこの映画を観て僕は一つのメッセージを受け取りました。
「うまくいかないことがあるからこそ、
こんだけ面白い作品になるんだよ。」

ということです。

ただのコメディー映画と見せかけて、
とんでもなく奥が深く、学びのある映画だなと思いました。

でも、今回書いたこと以上にもっと
深いことが隠れていると思うので、
まだまだ考えていきたいと思います。

では、この辺で!

P.S.上田氏のインタビュー記事を読みました。

この映画の脚本・監督・編集を手掛けた
上田慎一郎監督のインタビュー記事
読んでみたら、ビックリしました。

彼は失敗だらけの人生を送ってきたそうです。
ネズミ講、借金、ホームレスなど…。

そんな中で彼は自分の使命についてこう語っています。

ブログに自分の失敗を書いて、
それを見ている人に楽しんでもらう、
という「使命」を自分でつくっていました。

ただ単に「失敗を集めよう」とか
「失敗したらそれを喜ぼう」
というだけじゃ精神は持たない。

それを自分の生活の中に仕組み化する。
それがうまくいくコツなんだと思います

この映画ではそんな彼の失敗が
色濃く投影されていると思うんです。

「俺の失敗を知ってもらってみんなを笑顔にしたい」
そんな使命の元で作られたからこそ、
こんだけ奥深い映画になったんだと思います。

彼にとって、失敗=価値
なんだと思います。

女優に生意気な口を聞かれる。
当日に演者が撮影に来れない。
無茶な撮影を強いられる。

様々トラブルがありましたが、
もしかするとこれも彼の実体験
なんじゃないかと思いました。

この映画、彼の人生からはまだまだ
学ぶことが多いようなので沢山学んでいきます。

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